ここさけを観た

『心が叫びたがってるんだ。』を観た。
8月末にやった試写会に行ったんだけど、途中までしか見れなかったのでようやくといった感じ。
内容については特に触れないけど、自分が行った土地を舞台に広げられる「青春!!」みたいなストーリーに心を打ち砕かれた。最初から最後まですごく暗い内容だったにも関わらず、観た後の第一声が「よかった……」だったので謎の魔力があったのだろう。
ファンタジーっぽく脚色してはいるものの、結局幼少期のトラウマを抱えた吃音症の女の子の物語で、テーマとしてはあまりにも重い。なんか楽しそうな映画だと思って観に行く人はかなり困るだろうなあ……。
よかった、とは言ったけど何が良かったのかは自分の中でうまく整理がつかない。キャラクターはみんなひねくれてるし、最後もなんだか煮え切らない幕切れだったのに。
それぞれのキャラクターの未来が少し明るいものになるであろうという希望的観測が、観た者に何かしら心地よい感覚を与えているのかもしれない。
うーん、もう一度観たい……